確定申告と株

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確定申告と株・・・はじめに

この数年でネット証券が増え、操作も簡単になったということで、株デビューされた方が増えたと聞きます。

専業主婦の方や、退職された方、学生さんでも、運営上手な方の中には、毎月、配当金や株の売買で利益を得ている方もいるのだとか。

この株と確定申告。

全く関係ないように思われるかもしれませんが、きちんと確定申告することによって、還付金が振り込まれたり、株で損をしたことを確定申告することによって、損の繰越ができるということをご存知でしょうか。

今回は、株をしている方の確定申告について、お勉強しましょう。

株を始めたい人は、証券会社で口座を開く必要があります。その時に、口座の種類を選んでくださいと言われませんでしたか。

これは、店頭でもオンライン口座でも選択するようになっていたはずです。

初心者の方は、特定口座(源泉あり)をすすめられたのではないでしょうか。これは、株の売買にかかる税金を、証券会社が引いてくれるようになっています。また、一年の終わりには、証券会社から年間取引報告書が送られてくるはずです。

他にも特定口座(源泉なし)や、一般口座というのがあります。こちらを選択した人は、自分で確定申告して、株の売買時に発生する税金をおさめることになっています。

確定申告と株・・・目安

特定口座(源泉なし)や一般口座をお持ちの方は、自分がこの一年に、株で損しているか、得しているかを、確定申告前に計算して、数字を出しておくようにしましょう。

確定申告する目安

◎特定口座(源泉あり)で利益がプラス→確定申告の必要なし

◎特定口座(源泉あり)で利益がマイナス→確定申告の必要あり

◎特定口座(源泉なし)と一般口座で利益がプラス→確定申告の必要あり

特定口座(源泉なし)と一般口座で利益がマイナス→繰越をする場合、必要

株の売買と配当金で20万円以上が、出入りしている人は、上記を見て、確認しましょう。

「えっ 株って税金がかかるの?」って思われた方もおられるかも。

確定申告とは、所得税を申告することです。家や自動車を所有しているのと同様、株を所有している場合、税金を払わなくてはいけません。

特定口座(源泉あり)にしている方は、配当金が出たときに、確認してみてください。配当金の10%が税金として引かれているはずです。

税金を引かれる、株の配当金ですが、確定申告をすれば、還付金としてかえってくることもあります。

定率減税と株式の譲渡益は関係していて、課税所得が790万円未満の場合は、利益の1.4%にあたる額が還付されることになっているのです。

確定申告と株・・・還付金

「頑張って確定申告して、株の配当金のたったの1.4%が還付?」と思われる方もいるかもしれません。人によっては、「数百円の還付金かよっ!」と突っ込みがあるかもしれませんが、ちりも積もれば何とやら。おろそかにはできませぬぞ。

特に、課税所得が330万以下の方は、まあまあの還付金が返ってくる可能性大です。手元の年間取引報告書を見て、確定申告されてはいかがでしょう。国税庁のHPで、簡単入力で、還付金があるかどうかチェックもできますよ。

株で損しちゃったのだけどという方も、確定申告を頑張りましょう。確定申告をすれば、今年の損失を翌年以降に繰り越すことができます。そして翌年以降の3年以内に利益が出たとき、相殺させることができるのです。

つまり、その後、大幅に儲けることができたときでも、利益の額を減らすことができ節税ができることになります。

複数の株式口座を持っている方の中には、損失した口座と利益が出た口座があるかもしれませんね。

その場合は、通算が可能です。また、株と公募株式投資信託の損益も通算できます。合算して損が出ていれば、損を繰り越しておくといいですよ。

自分は株をしていなくても、家族がネット証券で株式をされているかもしれません。専業主婦の方や学生さんも無職だけど、確定申告必要有りかもしれませんから、教えてあげると喜ばれますよ。

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